自動着色ツールPaintsChainerでいい感じに着色する使い方とコツ
こんにちは。無職のアラサー女マメハルです。
線画をアップロードするだけで人工知能が自動で着色してくれる「PaintsChainer」。
#PaintsChainer 面白いですね~!
— マメハル(絵を描く無職) (@mamerurihati) 2018年1月12日
前描いた謎の絵で試してみたけど、自分じゃ思いつかないオシャレな色合いになりました✨
自動塗りである程度下地作っちゃえばかなり時短になるし、色々活用できそうですね。 pic.twitter.com/OFyHUZPsL2
色々試してみたんですが、線画によって着色具合がけっこう変わってきます。上手く着色するにはちょっとコツがいるみたいですね。
PaintsChainerを使いこなせるようになれば、もっといい絵が描けるようになるのでは…!?
ということでPaintsChainerでいい感じに着色できる使い方を探ってみました。
色塗りが苦手な方、PaintsChainerをお絵かきに活用したい方は参考にしてね。
目次
たんぽぽ、さつき、かんな比較
PaintsChainerでは「たんぽぽ」「さつき」「かんな」の3パターンでの着色が可能。
それぞれかなり違いがあるので、自分の好みに合わせて選択してみてください。
昔描いたこちらの絵をそれぞれ自動着色(色指定なし)してみました。
「たんぽぽ」
けっこういい感じですよね。線が少し細くなって、全体的に少しもやがかかったようになります。
ふんわり柔らかい感じの絵に仕上げたい方はこちらを選択すると良さそう。
「さつき」
線が濃くハッキリした感じになっています。バキっとしたコントラスト高めな印象。
「かんな」
オシャレな感じになりました。アーティスティックな感じにしたい方はこちらを選ぶといいかも。マフラーや角のかど等、認識して明るく塗っているところが凄いですね。
書きこみの量で違いがでる
線の描きこみの量で塗りに違いが出るのか確認してみたいと思います。
昔描いた絵を線画に書き直してみました。なるべくスッキリ描いたもの、少し影等描き加えたものの2つを作成。
スッキリ描いた方がいいのか、それとも描き込んだほうがいいのか、どちらの方が自分の好みの塗りになるのか見比べてみてね。それぞれ色指定なしです。
「たんぽぽ」比較
3つの中で一番違いが出ました。影として描き込んだ部分にも着色されるので立体感が増しています。
線が多いと潰れて見づらくなるかなと思ったんですがそこまで気にならないですね。
・立体感を出していきたい方→影等の描きこみを増やす
・ふんわり仕上げたい方→アウトラインをメインに描く
「さつき」比較
そこまで目立った違いはありませんが、線の数を増やしたことで色の数が増えているみたいですね。(お尻やリュックの部分等)
「かんな」比較
影として描き込んだところがかなり黒く塗りつぶされています。
・クリアな印象にしたい人→あまり描きこまない
・明暗をくっきり塗り分けて表現したい人→影等の描きこみを増やす
色のイメージが固まっている場合
複雑なポーズや描きこみの多い線画の場合は、人工知能が上手く認識してくれないことが多いみたいですね。どうしても違和感が出てしまうところがあります。
ある程度イメージが固まっている場合は、色指定すれば結構いい感じに仕上げてくれます。
流れにそって細かく色指定すると良さそう。
細かいところは自分で着色
完成度を高めたい場合は、おおまかな色付けはPaintsChainerに任せて、細かいところは自分で着色する使い方がいいと思います。
試しにやってみました。もうちょっと描き込んだ方が良かった…?
色が足りないところは描き足して、暗くしたいところは乗算、明るくしたいところはオーバーレイで塗っています。
工夫次第でもっと上手く活用できる気がする…!
色の組み合わせが思いつかないときや、普段描く絵と違う雰囲気にしたいときはかなり便利そう。みなさんのお絵かきライフの参考になれば嬉しいです!